腰痛診察の注意点

学び

腰痛の小児患者

プライマリケアの現場では腰痛を主訴とする小児患者も受診します。多くは一過性のもので問題になることは少ないですが、2週間以上続く小児の腰痛をみたらMRIでの確認を勧めてください。高率に腰椎分離症が見つかります。

2016年の文献によると19歳未満で2週間以上続く腰痛の患者では約40%の確率で腰椎分離症が見つかるとされています。(1)

早期に発見できれば予後が良い疾患ですので、2週間以上続く腰痛の小児患者さんの場合は一度整形外科へ紹介をお勧めします。CTではわかりにくいことも多いですが、MRIを自前で持っている施設では腰椎MRI撮影を自施設で行うのもよいと思います。

1.           Nitta A, Sakai T, Goda Y, Takata Y, Higashino K, Sakamaki T, Sairyo K. Prevalence of symptomatic lumbar spondylolysis in pediatric patients. Orthopedics. 2016;39(3):e434-e7.

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