Mの話は長いが軽い 第二回 地域医療(CM)×プリマリ・ケア×プライマリケア

エッセイ

 というわけで、第二回は地域医療(community medicine: CM)の原理をお話する。はずだったのだが、プライマリ・ケアやプリマリケアやプライマリヘルスケアなどが気になってしまった(あ〜目がチカチカする)ので、今回はその異同をお話する。これとて定義づけの話になってしまえば、その歴史や国による違いなどに言及する必要が出てくるのだが、この際全く調べ物をせず、記憶を辿って自分の理解しているところをお話する。ツッコミどころ、あるでしょう。ま、とにかく老人の話はそれとなく聞くに限る。

 地域医療(CM)とプライマリ・ケア(PC)は、はっきり言えば同じシステムのことである。異なるのは、前者が医療活動に焦点を当てているのに対して、“プライマリ・ケア”では、そのシステムに適合した医師によって為されることに視点が移る。家庭医、プライマリ・ケア医、町医者、かかりつけ医(かなりばらつきはありますが)、へき地を担う自治大卒業医師、うんと古くは海外でcountry doctorと呼ばれていた医師たち。ある意味その地域での必要性から、このような機能を担う医師たちはいたのであるし、現在もこのgeneralistの系譜にある医師たちはいます。ここで専門性の問題が出てくるのでありますが、あ〜どうしようかなあ。言いたいなあ、でもちょっと長くなるので、やはりこれは次回に。

 プライマリヘルスケア(primary health care :PHC)の歴史は古く、主に発展途上国の医療・保健活動に導入されたシステムであり、十分な水や食事供給や衛生的な生活などの重要性が指摘されていたと思う。同時に住民主体であり被抑圧者の解放運動とも関連していたように思う。これはある程度のインフラが整備されている日本や欧米諸国には当てはまらないこともあってプライマリ・ケアという言葉で使われることになるものだから、混乱するよな〜。しないかな。若い医師や学生さんは気にもしないかも。

 次にプライマリケア(ケアの前に・がつかない方)を説明しようじゃないか。これは本当に紛らわしい、英語にするとprimary care で同じになってしまうものだから、なおさら、たちが悪い。よくあるでしょ。小児科のプライマリケア、皮膚科プライマリケア、循環器のプライマリケア・・・(以下、同様)。これらは基本手技や初期診療と日本語で呼ぶのが相応しい。“なんとかのプライマリケア”という形式になっているのが特徴だからね。PHCから派生したようなPCという医療システムとは全く違うのだからね。敢えて著者の意図を汲むならば、例えば、“プリマリ・ケアにおける小児初期診療”というのが誤解を生まなくて良いと思う。英語ではbasicとかinitial careになるのかな。 思うことをまとめてみて、少しさっぱりした。読んでいる方はどうだか知らない。ツッコミはあってもスルーすることを宣言します。

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